和歌山駅から「紀州路快速」に乗車して一路大阪を目指します。
いつも思うことだが、この路線は直線が多い。北海道の道路化とみまがうような直線だ。変化がなくてつまらないともいえるのだが、同時に豪快という印象もうける。写真撮影はやりやすいのかどうか分らないが、個人的には南海高野線のようなカーブがあるコースのほうが好きだ。かくいう次第で大阪に到着するまで特に書くべきことは無いのだが、一点だけ動画におさめたシーンがあるのでそれについて書いてみる。
紀州路快速は日根野駅に到着。この駅を境に以南の和歌山方面は本数が激減する駅である。到着前にそれを象徴するようなアナウンスが車内に流れてきた。それは「列車増結」のアナウンス。4両だったと記憶しているが、現在の紀州路快速に列車を増結するというのだ。先頭車両に乗車していた私であるが、もちろんデジカメで動画におさめるべく下車したのはいうまでもない。
女性の車掌さんが増結作業を行うようだ。彼女が両手にもった赤と緑の旗を振って運転士に指示をする。まあ厳密に指示というより合図と表現したほうが正確かもしれないが。いずれにしてもスムーズに作業は終了した。こういうキビキビした作業は見ていて安定感があるのでよろしい。
日根野駅で思わぬ収穫を得た後は(実はアナウンスを聞くまで知らなかった)、特に書くべきことも見いだせぬまま天王寺駅に到着。さすがに大阪市内のターミナル駅だけあってこれまでの駅と比べると活気が段違いである。なんというか・・・猥雑な感じ。もちろん悪い意味ではなく良い意味です。